私がロータリークラブに入会して学んだこと| | 【仲介手数料無料】さいたま市緑区・東浦和の不動産情報ならA-LINE(エーライン)
私がロータリークラブに入会して学んだこと
皆様、こんにちは。
今日は個人的なことをブログに綴らせていただきます。
私は遡ること約9年前にロータリークラブに入会しました。それまでの私は、地域社会への関わりといえば町内会の行事や仕事上のつながり程度であり、奉仕活動というものに対して漠然とした憧れはあるものの、実際に一歩を踏み出すことはありませんでした。そんな私にとって、ロータリークラブへの入会は人生の価値観を大きく変える転機となりました。
奉仕とは「与える」ことであり「学ぶ」こと
ロータリークラブに入って最初に衝撃を受けたのは、「奉仕の理念」の深さと広がりでした。ロータリーは単なるボランティア団体ではありません。ロータリアン一人ひとりが「超我の奉仕(Service Above Self)」という理念を胸に刻み、自己の利益よりも他者の幸せを優先しようと努めています。これは言葉で言うのは簡単ですが、実践するのは非常に難しい。しかし、だからこそ挑戦する価値があるのだと学びました。
活動を通じて、私は「与えること」には実に多くの学びがあることを実感しました。物資を届ける、寄付をする、時間を費やす、知識を伝える…。そのすべてに、自分自身の心が動き、価値観が磨かれ、他者への敬意が育まれていくのです。奉仕は一方通行の行為ではなく、自分自身をも豊かにしてくれる、双方向の営みだと気づかされました。
多様性の中にある調和を知る
ロータリークラブには、さまざまな職業、年齢、性別、価値観を持つ人々が集まっています。これは他のどの組織にもない特徴であり、大きな魅力の一つです。経営者、医師、教師、公務員、技術者…。一人ひとりが異なるバックグラウンドを持ちつつ、共通の目的に向かって活動する姿は、まさに「多様性の中の調和」を体現していると感じました。
会合や委員会活動では、意見がぶつかることもあります。しかし、ロータリーには「四つのテスト」という倫理指針があり、それが対話の土台となっています。「真実かどうか」「みんなに公平か」「好意と友情を深めるか」「みんなのためになるか」。この4つの問いかけが、感情的な議論を理性に戻し、建設的な結論へと導いてくれます。私はこの思考法を通じて、職場や家庭でもより円滑な人間関係を築けるようになりました。
リーダーシップとチームワークの本質
ロータリー活動の多くは、チームで遂行されます。そこではリーダーシップが必要とされる場面も多く、自分の意見を伝える力、相手の立場に立って聴く力、全体を調和させる力が問われます。私は委員長や幹事といった役割を経験する中で、「任されること」の重みとやりがいを痛感しました。
リーダーとは命令する人ではなく、仲間を信じ、支え合い、時に背中を見せて導く存在であることを学びました。そして、チームの中で「自分がいなくても成り立つ仕組み」を築くことこそ、真のリーダーシップなのだと気づいたのです。
また、ロータリーでは年齢や肩書に関係なく「一人の人間として」向き合う文化があります。若輩者の私の意見にもしっかり耳を傾けてくださる先輩方の姿勢に感動し、それが私自身の成長の支えとなりました。
国際的視野を持つということ
ロータリーは国際組織であり、世界中にクラブがあります。そのため、活動の中には国際奉仕や青少年交換プログラム、世界大会への参加など、グローバルな視野を広げる機会も豊富です。私は海外のクラブと交流する中で、文化や価値観の違いを受け入れ、尊重する姿勢を学びました。
日本にいるとつい内向きな視点になりがちですが、ロータリーは常に「世界」を意識させてくれます。言葉の壁を超えて、奉仕という共通言語でつながれる喜びを知ったことは、私の人生において非常に大きな財産となりました。
次の世代に受け継ぐ責任
そして最後に、私が最も強く学んだのは、「次の世代にバトンを渡す責任」です。ロータリーは100年以上の歴史を持つ団体であり、その活動は脈々と受け継がれてきました。私たち一人ひとりの活動が、未来の世代にとっての基盤となることを自覚し、常に「今だけ、ここだけ、自分だけ」ではなく、「未来、他者、全体」を意識した行動をとる必要があると感じています。
若者のロータリー参加が減少する中、どうすれば魅力を伝えられるか、どうすれば誇りとやりがいを持って活動してもらえるか。そうした問いに対して、私たち現役世代が答えを出し、環境を整えていく責務があると考えます。
結びにかえて
私はロータリークラブに入会したことで、「与えることの価値」「多様性の中での対話」「本当の意味でのリーダーシップ」「国際的な視野」「世代を超えた責任感」といった、人生において極めて大切なことを学ぶことができました。これは単なる趣味や活動ではなく、「人生の学び舎」と言っても過言ではありません。
これからも一人のロータリアンとして、仲間とともに歩み続け、よりよい社会、よりよい世界の実現に向けて、微力ながら貢献していきたいと思います。
ページ作成日 2025-05-15
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