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【図解】分筆して売った方が良いか|土地を分けて高く売れるケース・損しやすいケース

【図解】分筆して売った方が良いか|土地を分けて高く売れるケース・損しやすいケース


「土地を2つに分けたら、もっと高く売れるのでは?」
相続や住み替えで土地売却を考える方から、よく出る相談です。
ただし結論から言うと、分筆は“いつも得”ではありません。
面積・接道・法規制・需要・費用・期限のバランスで、答えは変わります。

分筆とは何か、売却でどう使うのか分筆した方が良いケース と しない方が良いケース判断で必ず見るべき 4つの基準分筆売却で発生しやすい 費用・期間・税金の考え方A-LINEに相談すると、どこまで整理できるか


まず結論|分筆は「高く売れる可能性」を作る手段であって、正解ではない

土地を分ければ、買える人の層が広がることがあります。
特に、坪単価が高いエリアで 1区画だと予算オーバー になりやすい土地は、分筆で総額アップにつながるケースがあります。

一方で、分けた結果

  • 片方の区画が建てにくくなる
  • 旗竿地や不整形地になってしまう
  • 測量・登記・解体の費用が増える
  • 売り出し開始が遅れる

と、かえって手残りが減ることもあります。

分筆とは?|1つの土地を2つ以上に分ける登記

分筆とは、1筆の土地を2筆以上に分ける登記です。
法務局の案内でも、土地を分筆する登記では、測量を行い、地積測量図などを添付して申請することが示されています。

また、土地の表示に関する登記(分筆など)を代理できる専門家として、土地家屋調査士が法務局で案内されています。

つまり分筆売却は、単に「線を引いて売る」話ではなく、

  • 境界の確認
  • 現況測量
  • 地積測量図の作成
  • 分筆登記申請

までセットで考える必要があります。


10秒チェック|分筆を前向きに検討してよい土地か?

YESが多いほど、分筆を比較に入れる価値があります。
特に次の3つが重要です。

  1. 各区画が建築条件を満たせるか
  2. 小さめの土地需要があるエリアか
  3. 費用と期間をかけても手残りが残るか


分筆した方が良いケース

1. 坪単価が高いエリアで、1区画だと予算オーバーになりやすい

大きめの土地をそのまま売ると、買える人が限られます。
一方で、分筆して 買いやすい総額 にできれば、反響が増えやすいです。

A-LINEの売却実績でも、坪単価が高いエリアで二区画に分けたことで3か月成約につながった例があります。

2. 各区画とも道路条件や形状がきれいに確保できる

分筆後の 両方の区画が“商品”として成立するか が大前提です。
片方だけ良くても、もう片方が売れにくくなるなら総額で損をすることがあります。

3. 一部を残したい目的がある

  • 親族で一部だけ保有したい
  • 駐車場や畑として残したい
  • 相続で「現金化する部分」と「残す部分」を分けたい

こうした案件では、分筆が売却と相続整理の両方に効くことがあります。

4. 一括売却より分筆売却の方が、買主の選択肢が広がる

建売会社、注文住宅の取得層、近隣の買い増し需要など、買主の層が増えると価格の競争が起きやすくなります。


分筆しない方が良いケース

1. 片方の区画が接道を失う/弱くなる

建築基準法上、建築物の敷地は原則として 幅員4m以上の道路に2m以上接する必要があります。
分筆後にこの条件を満たせない区画が出ると、建てにくさが大きなマイナスになります。

2. 最低敷地面積の制限を下回る

都市計画や地区計画で、敷地面積の最低限度が定められているエリアがあります。
分筆後の区画がこれを下回ると、計画どおり建築できない可能性があります。

3. 旗竿地・不整形地になって単価が下がる

「2つに分けた」ことよりも、「残った区画の形が悪くなった」影響が大きいケースです。
分筆は 総額で勝てるか を見ないと危険です。

4. 売却期限が短い

分筆には、測量・隣地立会い・分筆登記という時間がかかります。
急ぎ売却では、分筆がかえって機会損失になることがあります。

5. 境界が曖昧/隣地の協力が得られない

境界資料が弱かったり、隣地所有者と連絡が取りづらかったりすると、スケジュールが読めません。
この場合は、先に境界の見通しを作るか、一括売却を優先した方が安全です。


判断で必ず見るべき4つの基準


 

1. 法規制

  • 接道義務
  • 最低敷地面積
  • 地区計画・条例
  • 建ぺい率・容積率
  • 再建築可否

2. 需要

  • エリア相場は高いか
  • 小さめ宅地の動きはあるか
  • どんな買主が想定できるか

3. 費用・期間

  • 測量・分筆登記
  • 解体・造成・ライフライン引込
  • 隣地立会いにかかる時間

4. 売却目的

  • 高く売りたい
  • 早く売りたい
  • 一部だけ残したい
  • 相続人間で現金化と保有を分けたい

目安スケジュール|「売り出し前」に時間を使う

分筆売却は、通常の売却よりも 売り出し開始前の準備期間 が長くなります。

大まかな流れは、

  1. 現況確認・資料集め
  2. 測量・隣地立会い
  3. 分筆登記申請
  4. 売出し
  5. 反響・内覧・申込
  6. 契約・決済

です。

「3か月以内に売り切りたい」など期限がある案件では、分筆よりも一括売却や古家付き売却の方が合うことがあります。


費用はどこまでかかる?|全国一律ではない

分筆に関わる費用は、土地の形・境界の状況・隣地の数・解体有無で大きく変わります。
土地家屋調査士会の報酬ガイドでも、費用は「報酬+実費」で、全国平均の目安はあるものの、現況や事情を説明して見積りを取るべきと案内されています。

主な費用は次のとおりです。

  • 測量・境界確認費
  • 分筆登記申請費
  • 境界杭・実費
  • 解体費(古家がある場合)
  • 造成・ライフライン工事(必要な場合)

税金の考え方

国税庁では、測量費や、建物を取り壊して土地を売るときの取壊し費用などを譲渡費用として例示しています。
つまり、売るために直接かかった費用として、手残り計算に反映し得るものがあります。

ただし、固定資産税などの維持費は譲渡費用になりません。


境界でもめるときはどうする?

隣地所有者の協力が得られず、筆界確認が進まない場合でも、法務局の 筆界特定制度 を使える余地があります。
法務局の案内では、この制度で特定された筆界を基に 分筆等の登記申請ができる とされています。

「分筆したいのに隣が協力してくれない」案件は、早めに土地家屋調査士や不動産会社へ相談した方が安全です。


先に集めたい資料

まずはこの4カテゴリ

  1. 権利・登記資料
    登記事項証明書、公図、地積測量図、権利証など

  2. 建築・法規制資料
    前面道路、接道間口、条例・地区計画メモなど

  3. 境界・現地情報
    境界標、越境、高低差、擁壁、引込状況

  4. 売却比較資料
    一括査定、分筆想定査定、測量見積り、解体見積り


よくある失敗7つ


 

特に多いのは次の3つです。

  • 接道や最低敷地面積を後から知る
  • 分筆費用を入れたら一括売却の方が有利だった
  • 期限が短いのに分筆を選び、売出し開始が遅れる

A-LINEに相談すると何が整理できるか

分筆は、「分けられるか」より「分けて得か」 の判断が本質です。
A-LINEでは、次の順に整理します。

  1. 法規制(接道・面積・条例)
  2. 需要(相場・買主層)
  3. 費用・期間(測量・解体・造成)
  4. 手残り(一括売却との比較)

A-LINEの実績でも、坪単価が高いエリアで分筆が有効に働いたケースがあります。
一方で、相続人の意向整理や共有問題を踏まえ、一部を現金化・一部を分筆して維持という落とし所にした実例もあります。

「分筆した方がいいですか?」の問いに対して、
A-LINEでは “高く売れるか”だけでなく、“期限・手間・将来の管理”まで含めて判断します。

まずは、一括売却と分筆売却の 両面査定 から比べるのがおすすめです。


まとめ

  • 分筆は「いつも得」ではない
  • 接道・最低敷地面積・需要・費用・期限 の4つで判断する
  • 高坪単価エリア・一部売却には向くことがある
  • 境界や期限に不安がある案件では、分筆しない方が安全なことも多い
  • 迷ったら 一括売却と分筆売却を同じ土俵で比較 する

 

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