変わる“マンションの未来”――区分所有法改正でどう変わる?所有者・管理者が知っておくべきポイント| | 【仲介手数料無料】さいたま市緑区・東浦和の不動産情報ならA-LINE(エーライン)
変わる“マンションの未来”――区分所有法改正でどう変わる?所有者・管理者が知っておくべきポイント
こんにちは、さいたま市緑区東浦和の不動産会社A-LINE(エーライン)です!
マンションの老朽化、高齢化、空室の増加――。
日本全国で共通するこの課題に、いよいよ法律が動き始めました。
それが、2025年の「区分所有法改正」です。
この改正は、すべてのマンション所有者・管理者に関係がある内容であり、
将来的な資産価値、管理体制、そして住まいの安全性を大きく左右するものとなります。
今回は、専門家でなくても分かるように、
区分所有法のポイントと、不動産会社としての視点からの解説をお届けします。
■ 区分所有法ってどんな法律?
区分所有法とは、マンションのように一つの建物を複数の人が所有する場合のルールを定めた法律です。
-
専有部分(各住戸)の所有
-
共用部分(廊下やエントランス)の管理
-
管理組合のルールや議決権
-
建て替えや大規模修繕の手続き
などがこの法律のもとに決まっています。
■ 今回の法改正で、何がどう変わるの?
2024年の区分所有法改正で特に注目されるのは、次の3点です。
① 老朽化マンションの建て替え・敷地売却が“しやすく”なる
従来、マンションの建て替えや敷地売却には、所有者の「全員一致」または「5分の4以上の賛成」が必要で、1人の反対で実現しないケースが多発していました。
今回の改正では、
-
建て替え:5分の4(80%)で可能
-
敷地売却:さらに柔軟な手続きが可能
というように、再生のハードルが下がったのがポイントです。
② 所有者不明の部屋にも「法的対応」が可能に
空き部屋の所有者が分からない、連絡が取れない…そんなケースが増えています。
今回の改正では、
-
所有者不明の住戸がある場合でも一定の手続きで意思決定が可能
-
地方裁判所が所有者の代理として対応する制度が導入
など、管理組合の機能不全を防ぐ法的整備が進みました。
③ 管理不全への対策強化
管理組合がきちんと機能していない“放置マンション”問題に対し、
-
行政が「指導」「助言」「勧告」できる
-
必要があれば裁判所が管理者を選任する制度も
など、外部からのテコ入れが可能になり、住民の安全や地域景観の保全にも役立ちます。
■ マンション所有者が今すべきこと
今回の改正は、単に「法律が変わった」ではなく、
今後のマンションライフに直結する実務的なインパクトがあります。
マンションの所有者・居住者は、以下のことを意識しておくべきです:
-
管理組合の総会にしっかり参加する
-
管理規約を改めて確認する
-
将来の建て替え・売却について考える
-
長期修繕計画の見直しを検討する
■ 不動産のプロが考える“改正の本質”とは?
A-LINEでは、今回の改正を次のようにとらえています。
「資産価値を維持できるマンション」と「そうでないマンション」が、これから明確に分かれていく時代が来る。
区分所有法の改正は、「持っていれば安心」な時代の終わりを意味します。
-
修繕計画のないマンション
-
所有者不明住戸が多い物件
-
管理組合が機能していない建物
こうした物件は、将来的に売却しづらく、価格も下落しやすくなります。
■ A-LINEができること
当社では、賃貸・売買仲介だけでなく、管理のご相談にも対応しています。
-
マンション管理会社の変更相談
-
管理組合の運営改善アドバイス
-
修繕積立金に関する診断
-
相続予定の空室住戸への対策
など、お持ちのマンションの「今後の選択肢」を一緒に考えるお手伝いをしています。
■ まとめ|「知らなかった」では損をする時代へ
区分所有法の改正は、すべてのマンション所有者に関係する「未来の備え」です。
法律が変わった今、私たちが考えるべきは――
「このマンション、あと20年後も安心して住める?」という問いです。
ご自身やご家族の資産を守るためにも、
今こそマンションの“今後”を真剣に考えるタイミングかもしれません。
不動産に関するご相談は東浦和駅徒歩1分、年中無休のA-LINEまでご相談ください。
特設サイト:https://www.a-l-i-n-e.jp/commission/
過去ブログ一覧:https://www.a-l-i-n-e.jp/blog/
ページ作成日 2025-05-26
物件を探す