「木造住宅の寿命って何年?」―知らないと損する“建物の本当の寿命と向き合う知識”| | 【仲介手数料無料】さいたま市緑区・東浦和の不動産情報ならA-LINE(エーライン)
「木造住宅の寿命って何年?」―知らないと損する“建物の本当の寿命と向き合う知識”
こんにちは、さいたま市緑区東浦和の不動産会社A-LINE(エーライン)です!
「この家、もう築30年だけど大丈夫?」
「木造って鉄筋より寿命が短いんでしょう?」
不動産の現場では、こんな声をよく耳にします。
実は、“木造住宅の寿命”は一言では語れない、とても奥が深いテーマです。
今回は、実際に木造住宅を売る・買う・相続するうえで知っておくべき、
「建物寿命の本当のところ」について解説いたします。
■ 木造住宅の「法定耐用年数」は22年。でもそれが“寿命”ではない
税務上、木造住宅の法定耐用年数は「22年」とされています。
この数字だけを見ると「じゃあ、20年を超えたら価値はない?」と思われがちですが、それは誤解です。
実際の寿命とは以下のように考えるべきです:
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法定耐用年数=税務上の減価償却の基準
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実際の建物寿命=メンテナンス次第で大きく延びる
木造住宅でも、きちんと管理・改修されていれば50年~60年、あるいは100年近く住める例も珍しくありません。
■ 国土交通省のデータでは「平均寿命は30~40年超」
国交省の調査によれば、日本の木造住宅の実際の平均寿命は以下の通り:
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解体時の平均築年数:約38年(2020年調査)
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昭和~平成初期の住宅は「30年前後」で建て替えられる傾向が強かった
この数字の背景には、
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当時の建築基準の水準
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断熱・耐震性能の低さ
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リフォームより建て替えを選ぶ文化
などが影響しています。
つまり、寿命が短いのではなく、“短く扱われてきた”という側面が大きいのです。
■ 寿命を左右するのは「構造」と「メンテナンス」
① 構造と施工品質
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柱・梁の太さや木材の乾燥状態
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基礎の種類(布基礎・ベタ基礎など)
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耐震・防蟻(シロアリ)対策の有無
こうした「見えない部分の施工品質」が寿命の根幹です。
② 定期的なメンテナンス
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屋根や外壁の塗装(10~15年周期)
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雨漏りや結露の防止
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床下・天井裏の点検
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給排水管の交換
これらを計画的に行っているかどうかで、寿命は20年単位で変わります。
A-LINEでは、「いつ、どんな修繕が必要か」を物件ごとにアドバイスしています。
■ 築30年の木造住宅は“買ってはいけない”のか?
結論から言えば、築年数だけでは判断できません。
築30年以上の住宅でも、
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適切な修繕履歴がある
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構造がしっかりしている
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耐震診断を受けている
などの条件を満たしていれば、むしろ価格がこなれてお得な“賢い買い物”になることも。
A-LINEでは、中古住宅の調査やインスペクション(住宅診断)を通じて、
「安心して住める木造住宅かどうか」を見極めています。
■ 木造住宅の寿命=“人が住み続ける意思”で延びる
どんなに良い家でも、住む人がいなければ老朽化は進みます。
逆に、人の手が入っていれば、木造住宅は「住み継ぐ家」になります。
昔ながらの日本家屋が、100年以上経っても住み継がれている例もありますよね。
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空気の流れを良くする換気
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小さな不具合の早期発見
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家に愛着を持つ姿勢
これが、木造住宅を長生きさせる“目に見えない力”なのです。
■ まとめ|“古いからダメ”じゃない。“どう住み続けるか”が重要
木造住宅の寿命を正しく知ることは、
不動産選び・売却・相続すべての判断に関わる大切な視点です。
築年数にとらわれず、
「この家はあと何年、安心して使えるのか?」を見極めること。
そのお手伝いを、私たちA-LINEが全力でサポートします。
不動産に関するご相談は東浦和駅徒歩1分、年中無休のA-LINEまでご相談ください。
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ページ作成日 2024-09-06
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