「軽量鉄骨造の寿命ってどれくらい?―見た目じゃわからない“構造の真実”」| | 【仲介手数料無料】さいたま市緑区・東浦和の不動産情報ならA-LINE(エーライン)
「軽量鉄骨造の寿命ってどれくらい?―見た目じゃわからない“構造の真実”」
こんにちは、さいたま市緑区東浦和の不動産会社A-LINE(エーライン)です!
住宅の構造には、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造などいくつか種類がありますが、
中でも「軽量鉄骨造(けいりょうてっこつぞう)」は、戸建て・アパート・ハウスメーカー住宅で多く採用されている構造です。
「鉄骨って強そうだから長持ち?」
「軽量鉄骨ってRCと何が違うの?」
「中古でも安心して買えるの?」
今回はそんな疑問にお答えしながら、軽量鉄骨造の寿命・メンテナンス・選び方について、
プロの視点からわかりやすく解説します。
■ そもそも軽量鉄骨造とは?
「軽量鉄骨造」とは、厚さ6mm未満の鉄骨(鋼材)を骨組みに使った建物構造です。
一般的にプレハブ系住宅やハウスメーカー(例:セキスイハイム、ダイワハウスなど)に多く採用され、工場生産と現場施工のハイブリッドが特徴です。
ちなみに、厚さ6mm以上の鉄骨を使った構造は「重量鉄骨造」と区別されます。
■ 法定耐用年数は19年~34年。でもそれは“目安”に過ぎない
税法上の耐用年数(=減価償却の目安)は以下の通りです:
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軽量鉄骨造(骨格材の肉厚によって異なる)
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3mm以下:19年
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3mm超4mm以下:27年
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4mm超:34年
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この数値だけを見ると「20~30年が寿命?」と思われがちですが、
実際の建物寿命とはまったく別の話です。
■ 実際の寿命は「メンテナンス次第で60年以上も可能」
軽量鉄骨造は、正しい施工と適切なメンテナンスがなされていれば、
50年~60年以上使用できる構造です。
以下のポイントを抑えれば、長期使用も十分可能です:
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柱・梁・接合部のサビ対策(防錆塗装など)
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雨水の浸入を防ぐ屋根・外壁の定期点検
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通気・結露防止構造になっているか
とくに注意したいのが、「内部で進行するサビ」です。
木造と違って「見た目がしっかりしている」ため、劣化に気づきにくいという落とし穴があります。
■ 軽量鉄骨造のメリット・デメリット
メリット
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工場生産による品質の安定性
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構造材が反りにくく、歪みが少ない
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防火性能が高いため、耐火建築物として有利
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ハウスメーカー物件が多く、管理履歴がしっかりしている
デメリット
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遮音性・断熱性は設計次第でバラつきがある
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リフォームしにくい(壁が構造部材)ケースも
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中古購入時に腐食(サビ)調査が不可欠
A-LINEでは、中古物件のご案内の際に床下や天井裏の点検も行い、見えない部分の劣化をチェックしています。
■ 「築30年の軽量鉄骨」は買っても大丈夫?
答えは「ケースバイケース」です。
築30年以上でも、
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過去に防水・塗装・躯体点検が定期的に行われている
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信頼できるハウスメーカーで建築されている
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インスペクション(建物調査)で構造問題がない
このような物件であれば、まだまだ現役で住める資産価値のある家といえます。
■ 軽量鉄骨造に多い「プレハブ住宅」の特徴
昭和~平成にかけて、パネル式プレハブ住宅が全国的に普及しました。
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セキスイハイム、パナホーム、ミサワホームなど
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モジュール化された部材を組み立てるスタイル
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耐震性・気密性はメーカーごとに異なる
A-LINEでは、メーカーの仕様書や過去の施工情報を可能な限り調査し、購入後の安心材料としてお渡ししています。
■ 中古軽量鉄骨住宅を売却する際のポイント
軽量鉄骨住宅の売却では、以下の情報が大きな価値になります:
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過去の点検・修繕履歴(外壁塗装・シロアリ対策など)
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建築時のハウスメーカー名や施工図
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瑕疵保険に加入可能かどうか(事前インスペクションが有効)
こうしたデータを整理することで、買主に安心感を与え、高値での売却が可能になります。
■ まとめ|軽量鉄骨住宅は「見えない部分」で差がつく
軽量鉄骨造は、“見た目の強さ”だけではなく、
内部構造のサビ・劣化をどれだけ把握できるかが、寿命の分かれ道です。
中古物件を買う際も、売る際も、
「本当にこの建物はあと何年持つのか?」という視点を忘れずに。
A-LINEは、構造・劣化・管理履歴すべてを総合的に見て、
“安心して住み続けられる物件”かどうかを一緒に考えます。
不動産に関するご相談は東浦和駅徒歩1分、年中無休のA-LINEまでご相談ください。
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ページ作成日 2024-10-18
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