「RC造(鉄筋コンクリート造)の寿命は何年?―“長持ちする家”に必要な知識と見極めポイント」| | 【仲介手数料無料】さいたま市緑区・東浦和の不動産情報ならA-LINE(エーライン)
「RC造(鉄筋コンクリート造)の寿命は何年?―“長持ちする家”に必要な知識と見極めポイント」
こんにちは、さいたま市緑区東浦和の不動産会社A-LINE(エーライン)です!
「RC造のマンションは100年持つって本当?」
「木造より頑丈って聞くけど、実際のところどうなの?」
「中古のRC物件、何年までなら買って安心?」
このように「RC造(鉄筋コンクリート造)」の寿命に関するご質問は、不動産購入検討者から非常に多く寄せられます。
本記事では、RC造の定義から法定耐用年数、実際の寿命、注意点、選び方まで、
住宅購入・売却・資産運用のヒントとしてご活用いただけるよう解説します。
■ RC造とは?
RC造(Reinforced Concrete Structure)は、鉄筋とコンクリートを組み合わせた構造です。
鉄筋で“引張力”を、コンクリートで“圧縮力”を受け持つことで、非常に高い強度・耐久性を実現しています。
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高層マンションや大型ビル、学校、公共施設などで広く採用
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戸建住宅でも一部RC造やRC+木造の混構造が存在
■ 法定耐用年数は47年。でも実際の寿命は“さらに長い”
RC造の法定耐用年数は「47年」。
これはあくまで税務上の減価償却期間であり、物理的な寿命ではありません。
実際には、以下のような研究・実績があります:
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適切な設計・施工・メンテナンスがなされたRC造は60年~100年以上使用可能
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ヨーロッパでは築100年を超えるRC建築も現役で活躍
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日本でも、昭和初期のRC建築がリノベーションを経て現役で利用されている事例多数
■ RC造が“長寿命”といわれる理由
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耐震性・耐火性に優れる
→ 災害時の倒壊リスクが低く、火災保険も安くなる傾向 -
構造体の劣化がゆっくり
→ 木造のようなシロアリ被害や腐朽リスクが低い -
遮音性・断熱性が高い(設計次第)
→ マンションでの“音ストレス”が軽減されやすい
■ それでも寿命を縮める“3つの落とし穴”
RC造でも、定期的な点検・修繕を怠れば寿命は短くなります。
① 中性化による鉄筋のサビ
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コンクリートはアルカリ性。時間が経つと二酸化炭素により中性化
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鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートがひび割れる(爆裂)
対策:中性化の深さ調査と定期補修
② 漏水・雨漏り
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屋上や外壁のひび割れ・劣化から雨水が内部に侵入
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放置すると鉄筋にまで悪影響
対策:10〜15年ごとの防水・塗装工事
③ 劣化を放置した共用部分(マンションの場合)
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エレベーター、配管、給湯設備など
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管理組合の機能不全で修繕積立金不足に陥るリスク
対策:管理体制・積立金の健全性チェックが重要
■ 中古RCマンションを選ぶときのチェックポイント
A-LINEでは、RC造の中古物件を案内する際、以下を重視しています:
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大規模修繕の履歴があるか(12年周期が理想)
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管理組合が機能しているか(理事会・総会が開催されている)
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修繕積立金が極端に安くないか
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共用部の劣化が目立っていないか(エントランス・階段など)
また、インスペクション(建物調査)も併用して、
「築30年を過ぎても安心して住めるRC物件かどうか」を見極めています。
■ RC造の戸建や事業用物件も“資産性の強さ”が魅力
RC造の戸建住宅は、初期コストは高めでも、
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地震や火災に強い
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長期間住める
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賃貸・売却時も評価されやすい
といったメリットがあり、「資産性重視派」には非常に人気です。
また、アパートやテナントなどの収益物件としても長期保有向き。
建て替え時期を後ろ倒しできるため、ライフプラン全体の安定性にも貢献します。
■ まとめ|RC造の寿命は「見えないところの管理」で決まる
RC造は確かに強くて長持ちします。
しかしその真価を発揮するには、点検・修繕・管理という“人の手”が不可欠です。
築年数だけで判断せず、
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構造の状態
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修繕履歴
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管理体制
を総合的に見て「本当に長く住めるのか?」を見極めること。
それが、A-LINEの提案する“後悔しない住まい選び”です。
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ページ作成日 2024-08-14
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