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実印・認印・シャチハタの違いとは?|不動産契約前に知っておきたい印鑑の基礎知識
2025-10-23

実印・認印・シャチハタの違いとは?|不動産契約前に知っておきたい印鑑の基礎知識

こんにちは、さいたま市緑区東浦和の不動産会社A-LINE(エーライン)です!

「この書類には実印が必要です」
「認印で大丈夫ですよ」
「シャチハタは不可です」

――不動産の契約や役所の手続きなどで、よく聞く言葉ですよね。
でも実際、「実印」「認印」「シャチハタ」の違いを正しく理解している方は意外と少ないのです。

今回は、不動産取引や日常生活でも役立つ、印鑑の基本知識と使い分けのポイントを分かりやすく解説します。


1. 「印鑑」と「印影」の違いを知る

まず混同しがちなのが、「印鑑」と「印影」の違いです。

  • 印鑑:実際のハンコそのもの(木製・チタン・象牙など)

  • 印影:紙などに押された印の跡(スタンプ部分)

つまり、印鑑は“道具”、印影は“結果”です。
契約書に押された「印影」が法的な効力を持ちます。


2. 実印・認印・シャチハタの違いを一覧で見る

区分 登録の有無 主な用途 法的効力 不動産契約での使用
実印 市区町村に登録済み 重要契約(不動産・遺産相続など) 強い ◎ 必須
認印 登録なし 日常の承認・社内書類など 弱い △ 確認書類など一部可
シャチハタ(インスタンプ) 登録なし・ゴム製 受領印・回覧など 無効 × 使用不可

つまり、不動産の「売買契約」や「登記手続き」では必ず実印が必要になります。


3. 実印とは?|最も信頼性の高い印鑑

■ 実印の定義

市区町村役場に登録された印鑑で、印鑑証明書の発行が可能なものを実印といいます。

■ 実印が必要な主な場面

  • 不動産売買契約

  • 住宅ローン契約

  • 遺産分割協議書

  • 公正証書の作成

  • 自動車の登録

つまり、「財産や権利が動く契約」には必ず実印が必要です。

■ 実印登録の手順(さいたま市の場合)

  1. 本人確認書類(マイナンバーカード等)を持参

  2. 区役所・支所の市民課で登録申請

  3. 登録完了後、「印鑑証明書」を発行可能

A-LINEでも売買契約時には「実印+印鑑証明書(発行3か月以内)」のご準備をお願いしています。


4. 認印とは?|日常で最も使われる印鑑

■ 認印の特徴

役所に登録していない、一般的な個人用印鑑のことです。
書類の確認・郵便物の受け取り・会社内の承認など、日常的な用途に幅広く使われます。

■ 認印が使える場面

  • 賃貸契約(補助資料)

  • 書類の確認印

  • 請求書・領収書の押印

  • 各種申請書の署名補助

ただし、法律的な効力は限定的であり、「本人確認を補強する印」としての意味にとどまります。

■ 不動産実務での使い方

たとえば、

  • 内見申込書

  • 重要事項説明書(事前確認用)
    などでは、認印での押印が許可される場合があります。


5. シャチハタとは?|便利だけど契約には使えない

■ シャチハタの特徴

ゴム印で、朱肉を使わずに押せる“インク内蔵型スタンプ”の総称。
(厳密には「シヤチハタ」はメーカー名です。)

■ 利点

  • 押印がスムーズ

  • 朱肉が不要

  • 日常使いに最適

■ ただし…

ゴム素材のため、印影が変形・複製しやすく、法的な本人確認の証明には不向き。
そのため、

  • 不動産契約

  • 登記申請

  • 公的書類
    など、正式な手続きでは使用できません。

A-LINEでも、申込書・契約書類には「シャチハタ不可」と明記しています。


6. 「印鑑証明書」とセットで効力を発揮

実印は単体では効力を持ちません。
「印鑑証明書」とセットで初めて、法的な本人確認の証明になります。

印鑑証明書とは

  • 市区町村が「この印鑑は確かに本人のもの」と証明する公文書

  • 発行日から3か月以内が有効(不動産契約では期限厳守)

契約時には、

  • 実印

  • 印鑑証明書(3か月以内)

  • 本人確認書類(免許証など)

の3点を必ず用意しましょう。


7. 法的な効力の違いまとめ

項目 実印 認印 シャチハタ
登録 あり なし なし
法的効力 高い(本人確認可) 弱い なし
印鑑証明書発行 不可 不可
不動産契約での使用 ◎ 必須 △ 一部可 × 不可
主な用途 契約・登記・相続 日常書類・社内手続き 簡易書類・受領印

8. 心理的な視点|「押印」は信頼の証

人は、署名や押印などの“形式”を通じて、「責任を引き受けた」という実感を得ます。
心理学ではこれを「コミットメント効果」と呼びます。

つまり、印鑑を押す行為には――

  • 契約内容を理解し、了承した

  • 相手との信頼関係を確認した
    という心理的な意味が含まれています。

だからこそ、実印を押すという行為には、「人生の節目」や「責任の証」という重みがあるのです。
A-LINEでも、お客様が安心して押印できるよう、契約内容を丁寧にご説明し、ご納得いただいた上で手続きを進めています。


9. まとめ|印鑑の正しい使い分けでトラブルを防ぐ

印鑑は単なる“ハンコ”ではなく、法的・心理的な信頼を示す大切な道具です。

【まとめ】

  • 実印:法的効力を持つ「登録印」。不動産・相続・ローン契約に必須。

  • 認印:日常用の印鑑。補助的な書類や軽契約に使用。

  • シャチハタ:便利だが正式契約には使えない。

印鑑の種類と使い分けを正しく理解することで、契約トラブルや再提出の手間を防げます。

A-LINEでは、不動産契約時の印鑑準備から印鑑証明の取得方法まで、スタッフが丁寧にサポートいたします。
「どの印鑑を使えばいいのかわからない」という方も、お気軽にご相談ください。


不動産に関するご相談は東浦和駅徒歩1分、年中無休のA-LINEまでお気軽にお問合せください。

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