実印・認印・シャチハタの違いとは?|不動産契約前に知っておきたい印鑑の基礎知識| | 【仲介手数料無料】さいたま市緑区・東浦和の不動産情報ならA-LINE(エーライン)
実印・認印・シャチハタの違いとは?|不動産契約前に知っておきたい印鑑の基礎知識
こんにちは、さいたま市緑区東浦和の不動産会社A-LINE(エーライン)です!
「この書類には実印が必要です」
「認印で大丈夫ですよ」
「シャチハタは不可です」
――不動産の契約や役所の手続きなどで、よく聞く言葉ですよね。
でも実際、「実印」「認印」「シャチハタ」の違いを正しく理解している方は意外と少ないのです。
今回は、不動産取引や日常生活でも役立つ、印鑑の基本知識と使い分けのポイントを分かりやすく解説します。
1. 「印鑑」と「印影」の違いを知る
まず混同しがちなのが、「印鑑」と「印影」の違いです。
-
印鑑:実際のハンコそのもの(木製・チタン・象牙など)
-
印影:紙などに押された印の跡(スタンプ部分)
つまり、印鑑は“道具”、印影は“結果”です。
契約書に押された「印影」が法的な効力を持ちます。
2. 実印・認印・シャチハタの違いを一覧で見る
| 区分 | 登録の有無 | 主な用途 | 法的効力 | 不動産契約での使用 |
|---|---|---|---|---|
| 実印 | 市区町村に登録済み | 重要契約(不動産・遺産相続など) | 強い | ◎ 必須 |
| 認印 | 登録なし | 日常の承認・社内書類など | 弱い | △ 確認書類など一部可 |
| シャチハタ(インスタンプ) | 登録なし・ゴム製 | 受領印・回覧など | 無効 | × 使用不可 |
つまり、不動産の「売買契約」や「登記手続き」では必ず実印が必要になります。
3. 実印とは?|最も信頼性の高い印鑑
■ 実印の定義
市区町村役場に登録された印鑑で、印鑑証明書の発行が可能なものを実印といいます。
■ 実印が必要な主な場面
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不動産売買契約
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住宅ローン契約
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遺産分割協議書
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公正証書の作成
-
自動車の登録
つまり、「財産や権利が動く契約」には必ず実印が必要です。
■ 実印登録の手順(さいたま市の場合)
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本人確認書類(マイナンバーカード等)を持参
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区役所・支所の市民課で登録申請
-
登録完了後、「印鑑証明書」を発行可能
A-LINEでも売買契約時には「実印+印鑑証明書(発行3か月以内)」のご準備をお願いしています。
4. 認印とは?|日常で最も使われる印鑑
■ 認印の特徴
役所に登録していない、一般的な個人用印鑑のことです。
書類の確認・郵便物の受け取り・会社内の承認など、日常的な用途に幅広く使われます。
■ 認印が使える場面
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賃貸契約(補助資料)
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書類の確認印
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請求書・領収書の押印
-
各種申請書の署名補助
ただし、法律的な効力は限定的であり、「本人確認を補強する印」としての意味にとどまります。
■ 不動産実務での使い方
たとえば、
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内見申込書
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重要事項説明書(事前確認用)
などでは、認印での押印が許可される場合があります。
5. シャチハタとは?|便利だけど契約には使えない
■ シャチハタの特徴
ゴム印で、朱肉を使わずに押せる“インク内蔵型スタンプ”の総称。
(厳密には「シヤチハタ」はメーカー名です。)
■ 利点
-
押印がスムーズ
-
朱肉が不要
-
日常使いに最適
■ ただし…
ゴム素材のため、印影が変形・複製しやすく、法的な本人確認の証明には不向き。
そのため、
-
不動産契約
-
登記申請
-
公的書類
など、正式な手続きでは使用できません。
A-LINEでも、申込書・契約書類には「シャチハタ不可」と明記しています。
6. 「印鑑証明書」とセットで効力を発揮
実印は単体では効力を持ちません。
「印鑑証明書」とセットで初めて、法的な本人確認の証明になります。
印鑑証明書とは
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市区町村が「この印鑑は確かに本人のもの」と証明する公文書
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発行日から3か月以内が有効(不動産契約では期限厳守)
契約時には、
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実印
-
印鑑証明書(3か月以内)
-
本人確認書類(免許証など)
の3点を必ず用意しましょう。
7. 法的な効力の違いまとめ
| 項目 | 実印 | 認印 | シャチハタ |
|---|---|---|---|
| 登録 | あり | なし | なし |
| 法的効力 | 高い(本人確認可) | 弱い | なし |
| 印鑑証明書発行 | 可 | 不可 | 不可 |
| 不動産契約での使用 | ◎ 必須 | △ 一部可 | × 不可 |
| 主な用途 | 契約・登記・相続 | 日常書類・社内手続き | 簡易書類・受領印 |
8. 心理的な視点|「押印」は信頼の証
人は、署名や押印などの“形式”を通じて、「責任を引き受けた」という実感を得ます。
心理学ではこれを「コミットメント効果」と呼びます。
つまり、印鑑を押す行為には――
-
契約内容を理解し、了承した
-
相手との信頼関係を確認した
という心理的な意味が含まれています。
だからこそ、実印を押すという行為には、「人生の節目」や「責任の証」という重みがあるのです。
A-LINEでも、お客様が安心して押印できるよう、契約内容を丁寧にご説明し、ご納得いただいた上で手続きを進めています。
9. まとめ|印鑑の正しい使い分けでトラブルを防ぐ
印鑑は単なる“ハンコ”ではなく、法的・心理的な信頼を示す大切な道具です。
【まとめ】
-
実印:法的効力を持つ「登録印」。不動産・相続・ローン契約に必須。
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認印:日常用の印鑑。補助的な書類や軽契約に使用。
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シャチハタ:便利だが正式契約には使えない。
印鑑の種類と使い分けを正しく理解することで、契約トラブルや再提出の手間を防げます。
A-LINEでは、不動産契約時の印鑑準備から印鑑証明の取得方法まで、スタッフが丁寧にサポートいたします。
「どの印鑑を使えばいいのかわからない」という方も、お気軽にご相談ください。
不動産に関するご相談は東浦和駅徒歩1分、年中無休のA-LINEまでお気軽にお問合せください。
特設サイト:https://www.a-l-i-n-e.jp/commission/
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ページ作成日 2025-10-23
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