なぜ私たちは、ノルマのために物件を売ることを辞めたのか| | 【仲介手数料無料】さいたま市緑区・東浦和の不動産情報ならA-LINE(エーライン)
なぜ私たちは、ノルマのために物件を売ることを辞めたのか
こんにちは、さいたま市緑区東浦和の不動産会社A-LINE(エーライン)です!
不動産営業の世界では、よく
「今月、あと何本足りない」
「この週末で必ず1本決めよう」
という言葉が飛び交います。
私たちもかつては、その中にどっぷり浸かっていました。
数字を追いかけ、ノルマを達成するために、
「どうやったらこのお客様に買ってもらえるか」
ばかりを考えていた時期があります。
今日は、そんな私がなぜ
“ノルマのために物件を売る”ことをやめ、
“お客様の人生のために提案する”というスタンスに変わったのか。
少し踏み込んだ本音のお話をさせてください。
1.ノルマ優先の営業をしていた頃の、心の違和感
当時の私は、
・毎月の契約件数
・上司からのプレッシャー
・社内表彰やインセンティブ
に、強く縛られていました。
お客様に物件を案内しながら、
「この方は今月の1本目になるかもしれない」
と、心のどこかで計算している自分がいました。
もちろん、嘘をついたり、明らかな不利益を隠したりはしませんでした。
ただ、
・“都合の悪い情報”は、少し控えめに
・“買う理由”は、できるだけ強調して
話してしまう自分がいたのも事実です。
契約が決まった日の帰り道、
「本当にあのご家族にとってベストな選択だっただろうか」
と、家に着くまでずっとモヤモヤしていたことを、今でも覚えています。
2.決定的なきっかけになった、あるお客様の一言
あるご夫婦のご案内をしたときのことです。
お子さまも一緒で、とても仲の良いご家族でした。
私は、そのご家族の条件に“近い”物件を提案し、
ローンの話も含めて、順調に話が進んでいきました。
「ここなら、今月のうちに決まるかもしれない」
そんな打算がよぎりながらも、説明は一通り終えました。
そのとき、ご主人がふとこうおっしゃったのです。
「すみません、率直に聞きます。
“あなたが自分の家族に勧めるなら”、本当にこの家ですか?」
胸を突かれる質問でした。
私は一瞬、言葉に詰まりました。
立地も悪くない、価格も相場並み、
ローンも組める。
“売る側”から見れば、決して悪い物件ではありません。
しかし、“自分の家族”に勧めるかと聞かれたら――
私は心の中で「もう少し探したい」と思っていました。
その瞬間、
「このままではいけない」
と強く感じました。
3.「ノルマのために売る」から「自分の家族だったら」で考える営業へ
その日を境に、私は一つの基準を自分に課しました。
それが、
「自分の家族だったら、こう勧めるか?」
という視点です。
・ローンの負担は本当に大丈夫か
・将来売るときに困らないか
・通学や通勤、老後の生活までイメージできるか
こうしたことを、一つひとつ自分ごととして考え、
「胸を張ってお勧めできる」と思えない物件は、
たとえノルマがどれだけ厳しくても、無理に勧めない。
代わりに、
・買わないほうがいい理由
・あえて別の選択肢を検討したほうがいい理由
も、必ずお伝えするようにしました。
結果として、
短期的には契約数が減り、
上司から注意されることもありました。
それでも、
「このスタンスを曲げてまで数字を追いかけるくらいなら、
いっそ自分で会社をつくろう」
そう思ったことが、A-LINEを立ち上げた原点の一つです。
4.ノルマを捨てたら見えてきた、“本当のお客様の声”
ノルマ中心の営業をやめてから、
お客様との会話が少しずつ変わっていきました。
・「正直に言ってくれてありがとうございます」
・「他では聞けなかった話をしてもらえた」
・「今は見送る決断ができて、かえってスッキリしました」
こんな言葉をいただくことが増えていきました。
中には、
「今回は買わないことにしました」
という結論になった方もいます。
数字だけを見れば、“契約ゼロ”です。
しかし数年後、
「その節は止めてくださってありがとうございました。
改めて相談させてください」
と、再びご連絡をくださる方がいらっしゃいました。
ノルマを優先していた頃には得られなかった、
“人としての信頼”のつながりが、少しずつ増えていったのです。
5.「売らない勇気」が、結果としてお客様を守る
不動産会社にとって、
「売らない」
「やめたほうがいいと言う」
ことは、とても勇気のいることです。
しかし、
・ローンの返済が明らかに厳しそうなとき
・将来の生活設計と、購入タイミングが合っていないとき
・物件に、どうしても見過ごせないリスクがあるとき
こうした場面では、
目先の契約よりも、お客様の人生の方がはるかに重い。
そんな当たり前のことを、
ノルマ中心の環境では見失いかけていたのだと、
今振り返って強く思います。
「売らない」という選択肢を持てること。
それが、A-LINEという小さな会社の、
大きな強みだと感じています。
6.これから不動産会社を選ぶ皆さまへ
もし今、
・営業マンの勢いに押されて不安を感じている
・良いことばかり言われて、逆に心配になっている
・そもそも、本当に今買うべきか迷っている
そんなお気持ちがあるとしたら――。
どうか、「売りたい会社」ではなく、
「売らない選択も含めて一緒に考えてくれる会社」を選んでください。
A-LINEは、
・ノルマのためだけに物件を売らないこと
・自分の家族だったらこう勧める、という基準を守ること
・メリットもデメリットも、きちんとお伝えすること
をお約束します。
「今は買うべきではないですね」
という答えになることも、正直にあります。
それでも、
その時に生まれた信頼は、必ず将来どこかで、
お客様と私たちの支えになると信じています。
不動産のことで、少しでもモヤモヤしたり、
「本当にこれでいいのかな」と感じたときは、
どうぞ一度、話をしにいらしてください。
決めるのは、いつでもお客様ご自身です。
私の役割は、その判断材料を正直にお届けすることだと思っています。
不動産に関するご相談は東浦和駅徒歩1分、年中無休のA-LINEまでお気軽にお問合せください
特設サイト:https://www.a-l-i-n-e.jp/commission/
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ページ作成日 2025-12-13
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