売却査定額が高ければ良いわけではない。「高預かり」をしてくる業者の手口を暴露します| | 【仲介手数料無料】さいたま市緑区・東浦和の不動産情報ならA-LINE(エーライン)

不動産
売買部門

TOPページ >
ブログ一覧 >
売却査定額が高ければ良いわけではない。「高預かり」をしてくる業者の手口を暴露します
2025-12-14

売却査定額が高ければ良いわけではない。「高預かり」をしてくる業者の手口を暴露します

こんにちは、さいたま市緑区東浦和の不動産会社A-LINE(エーライン)です!

不動産を売ろうと考えたとき、多くの方が最初に気にするのは「いくらで売れるのか」という査定額です。
その気持ちは当然ですし、少しでも高く売りたいというのは、誰にとっても自然な願いです。

しかし、この「高く売りたい」という気持ちにつけ込んでくる業者がいるのも事実です。
それが、今日のテーマである 「高預かり(たかあずかり)」 です。

表向きは「うちが一番高く売りますよ」と頼もしい言葉をかけてきますが、
その裏側には、売主様にとって決してプラスとは言えない“からくり”があります。

今回は、

  • 高預かりとは何か

  • 業者がどんな手口で売主様の心をつかもうとするのか

  • その結果、どんなリスクがあるのか

  • どうすれば賢く見抜き、適正な売却につなげられるのか
    について、わかりやすくお伝えします。


1.「高預かり」とは何か

高預かりとは、簡単に言うと

「本来売れる相場よりも、わざと高い査定額を提示して媒介契約を取ろうとする行為」

のことです。

業者にとって、売却物件を預かることは“在庫”を確保するのと同じ意味があります。
とくに専任媒介・専属専任媒介を取れれば、他社を排除してその物件を独占できます。

そこで一部の業者は、
「他社よりも〇〇万円高く売れます」
「このエリアなら、このくらい強気の価格でいきましょう」
と、売主様の“期待”を刺激するような査定額を提示します。

しかし、その査定額に

  • 近隣の成約事例

  • きちんとした根拠

  • 責任ある販売戦略
    が伴っていなければ、それはただの「数字遊び」に過ぎません。


2.なぜ「高預かり」は売主様の心をつかみやすいのか

人は、複数の数字を見たとき、一番高い数字に目が行きます。

例えば、
A社:3,800万円
B社:3,950万円
C社:4,300万円

と出てきたら、どうしてもC社に惹かれてしまいます。
「やっぱりうちの家はそれくらいの価値があるよね」と思いたくなるのは、自然な感情です。

高預かりをする業者は、この感情をよく知っています。
だからこそ、「根拠の薄い高い査定」を出してでも、まずは選んでもらおうとするのです。


3.高預かり業者の典型的な“3つの手口”

手口① 「まずはこの価格で様子を見ましょう」

最初の面談では、
「もちろんこの価格で絶対に売れるとは断言できませんが、
 まずは高めに出して、反応を見てから調整していきましょう」

と、耳障りのよい言葉を並べます。
この時点では、売主様も「挑戦してみるのもありかな」と感じがちです。

しかし実際には、

  • 反響が少ない

  • 内見が入らない

  • 値引き要望だけが来る

という状況が続き、数か月後に

「そろそろ価格を下げないと、さすがに厳しいです」

と切り出されるパターンが多いのです。

手口② 「他社は慎重すぎますね」と競合を否定する

他社の査定額を見せると、

「うちはこのエリアで何件も成約しているので、他社さんより自信があります」
「〇〇さん(他社)は、ちょっと守りすぎてますね」

と、さりげなく他社を否定します。

売主様からすると、「自信たっぷりに言い切ってくれる担当者」のほうが頼もしく見えるため、
冷静な比較がしづらくなってしまうのです。

手口③ 最初から“値下げ前提”の販売計画

中には、心の中でこう計算している業者もいます。

「とりあえず4,300万円で預かって、
 3か月ごとに100万円ずつ下げていって、
 最終的に3,800万円で売れればいいか」

つまり、最初から「値下げのシナリオ」が組まれているのです。
その間にかかる固定資産税や管理費、住宅ローン、チャンスロスは、すべて売主様の負担になります。


4.高預かりの“本当の怖さ”はどこにあるのか

「高く出して、売れなければ下げればいい」と考えがちですが、
実務の現場では、次のようなリスクが現実に起こります。

  1. 売れ残り感が出る
     長期間売れない物件は、ポータルサイト上で「見慣れた顔」になってしまいます。
     買主様からすると、「何かあるのかな」と勘ぐられ、印象が悪くなります。

  2. 値下げしても反応が鈍くなる
     後から適正価格に下げても、「どうせまだ下がるのでは?」と様子見されがちです。
     結果として、相場より安くしないと動かないこともあります。

  3. 時間的・精神的な負担が大きくなる
     売れない期間が長くなると、
     「本当に売れるのか」
     「いつまでこの状態が続くのか」
     というストレスが積み重なります。

  4. 買い替えや次の一歩が踏み出せない
     売却が前提の住み替えの場合、
     次の家探しやローンの段取りが、すべて後ろ倒しになります。

「最初から適正価格で出して、きちんと戦略的に売る」
ほうが、実はトータルで高く・早く・安心して売れることが多いのです。


5.賢い売主様がチェックすべき“3つの質問”

では、高預かりに振り回されないために、何を確認すれば良いのでしょうか。

質問① 「この査定額の根拠となる成約事例を見せてもらえますか?」

  • いつ

  • どの場所で

  • どんな条件の物件が

  • いくらで「実際に売れた」のか

これを具体的に示せるかどうかが、最初のチェックポイントです。
「周辺相場からみて」「経験上」だけでは要注意です。

質問② 「この価格で何か月以内に売れると見込んでいますか?」

ここで、
「売れたらラッキーですね」
「様子を見ながら…」

と曖昧な返答をする担当者には要注意です。

  • 反響がどの程度見込めるのか

  • 〇か月で反応がなければどう戦略を変えるのか

を、数字とスケジュールで説明できるかが大切です。

質問③ 「もし売れなかった場合、どのような方針で見直しますか?」

最初から、

  • 値下げ前提なのか

  • 販売チャネルや見せ方を変えるのか

  • ターゲットを変えてみるのか

といった具体策を持っている担当者は、
「売れなかったときにも責任を持つ姿勢」が見えます。


6.A-LINEが「高預かり」をしないと決めている理由

A-LINEは、売主様のご機嫌を取るための“耳ざわりの良い査定”はしません。

その理由はシンプルで、
「売れない査定額」をお伝えすることは、結果としてお客様を苦しめるから
です。

私たちが大切にしているのは、

  • 今の相場で「実際に売れるであろう価格帯」を率直にお伝えすること

  • そのうえで、「少し高めからスタートするなら、どこまでが現実的か」を一緒に検討すること

  • 売れなかったときの見直し方針まで、最初に共有しておくこと

です。

正直な査定をお伝えした結果、
「ほかの業者さんのほうが高く言ってくれたから、そちらにお願いします」
と言われることもあります。

それでも、
数か月後にそのお客様から
「やっぱり言われた通りでした。相談させてもらってもいいですか」
とご連絡を頂くことも少なくありません。

短期的な契約件数よりも、
長くお付き合いできる信頼関係を大切にしたい。
だからこそ、A-LINEは「高預かり」をしないと決めています。


7.これから売却を検討される方へ

もし今、複数の不動産会社に査定を依頼していて、
「一社だけ極端に高い数字を出している」
と感じたら、ぜひ今日お伝えしたポイントを思い出してみてください。

・数字だけで飛びつかず、根拠を確認する
・売れなかった場合のシナリオまで聞いてみる
・「自分の家族だったら、この査定額で本当に勧めるだろうか」と考えてみる

それでも迷ったときは、
セカンドオピニオンとして、A-LINEに査定書や他社の提案資料を見せて頂いて構いません。
「どの会社が正しいか」を決めるのではなく、
「お客様にとって、どの選択がいちばん納得できるか」を一緒に整理していきます。

不動産の売却は、一度きりの大きな決断です。
だからこそ、
「高く言ってくれた会社」ではなく
「本当のことを言ってくれる会社」と組むことが、
最終的な満足度を大きく左右します。

不動産に関するご相談は東浦和駅徒歩1分、年中無休のA-LINEまでお気軽にお問合せください

特設サイト:https://www.a-l-i-n-e.jp/commission/
過去ブログ一覧:https://www.a-l-i-n-e.jp/blog

ページ作成日 2025-12-14

Contactお問い合わせ

  • 営業時間:10:00~18:30 年中無休

カレンダー
 << 2025年12月  

SALE A-LINEの不動産売却

  • 売却について
  • 査定はこちら

住宅ローンについて

最良な住まいを適正な価格で
安心してご購入いただく為に。

ローン相談

当社について

  • お客様の声
  • スタッフ紹介
  • WEBチラシ
  • おしらせ
  • 会社概要

店舗紹介

店舗写真

株式会社A-LINE埼玉県さいたま市緑区
東浦和5丁目1番地1号
サンパティックビル3F
TEL : 048-799-3941
営業時間 : 10:00~19:00
定休日 : 年中無休

株式会社A-LINEでは、さいたま市緑区を中心に豊富な不動産 情報を取り扱っております。地域のお客様の為に、スタッフ全員が最高の代理人として最善を尽くす事をお約束させて頂きます。

PAGE TOP

〒336-0926
埼玉県さいたま市緑区東浦和5丁目1番地1号 サンパティックビル3F

TEL:048-799-3941
営業時間:10:00~18:30(年中無休)

来店のご予約はこちら
OFFICIAL SNS
  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • instagram
  • youtube
  • tiktok

Copyright c A-LINE Co.Ltd. All Rights Reserved.