A-LINE / 不動産売却ガイド
「家を売ったあとも、そのまま暮らしたい」。リースバックは、そうした希望に合う場合がある一方、売却後の家賃や契約期間によって生活設計が変わる方法です。受け取れる金額と、住み続けるために支払う金額を、同じ表で確かめてから判断しましょう。
編集:株式会社A-LINE
更新:2026年9月24日
この記事のポイント
- リースバックは、不動産の売却と賃貸借を組み合わせる取引です。
- 売却価格だけでなく、家賃総額・契約期間・修繕の負担を確認します。
- 通常の売却や住み替えも含め、契約前に比較することが大切です。
所有者から借主になる、という変化
リースバックでは、自宅を売却したあと、買主との賃貸借契約に基づいて家賃を支払いながら暮らします。引っ越しを避けられる可能性がある反面、家の所有権を手放し、住み続けられる条件は賃貸借契約に左右されます。
「まとまったお金が入る」という説明だけで判断せず、売買契約と賃貸借契約の両方を確認してください。手元の資金が増えても、その後の家賃を払い続けられる見通しがなければ、住まいの不安は残ります。
契約前に比べたい5つの項目
| 比較する項目 | 確認したい内容 |
|---|---|
| 売却後の手取り | 売却代金からローン返済・諸費用・税金等を引いた金額 |
| 毎月の支出 | 家賃、共益費、保険料、保証料などの合計 |
| 居住できる期間 | 普通借家か定期借家か、更新・再契約の条件 |
| 修繕の負担 | 設備故障や建物修繕を誰が、どこまで負担するか |
| 退去・買戻し | 退去時費用、買戻しの可否・期限・金額・条件 |
普通借家と定期借家では契約の仕組みが異なります。特に定期借家は期間満了で終了し、再契約が当然に約束されるものではありません。「ずっと住める」という口頭説明と、契約書の期間・終了条件が一致しているかを確かめましょう。
貸主が変わる場合の契約の扱いや、賃料の見直しに関する条項も確認します。不明な条件があれば、署名前に書面で説明を求めてください。
家賃は「月額」と「住む期間」の両方で
例えば家賃が月10万円で変わらないと仮定すると、家賃だけで5年間に600万円、10年間に1,200万円を支払います。これは比較のための計算例で、実際には保証料などの追加費用や賃料変更の可能性も確認する必要があります。
売却代金から家賃を払い続ける予定なら、何年間でいくら残るかを試算しましょう。年金や給与などの収入、医療・介護費、将来の住み替え費用も含めて考えると、判断しやすくなります。
買戻しの希望がある場合も、「将来買い戻せるはず」と資金計画に織り込むのは避けたいところです。買戻しの条件が明記されているか、期限までに資金を用意できるか、購入時の諸費用はいくらかを別に確認してください。
通常売却と比べるときの考え方
リースバックの提示価格だけを見ず、仲介で売却する場合の価格見込みや、住み替え先の家賃・購入費も比較します。住み替えの時期が問題なら、引渡し時期についてどのような調整が可能かを相談する方法もあります。ただし、希望する条件で買主と合意できるとは限りません。
比較する目的は、最も高い数字を選ぶことだけではありません。「同じ家に何年住みたいか」「将来どの程度の支出なら続けられるか」を先に決めると、条件の違いが見えやすくなります。
署名を急がず、2つの契約書を持ち帰る
個人が不動産業者に自宅を売却する場合、宅地建物取引業法のクーリング・オフは適用されません。あとで無条件に取り消せると思って署名しないことが大切です。解約の扱いも確認し、不安がある場合は弁護士や消費生活センター等に相談しましょう。
A-LINEでは、東浦和・さいたま市緑区の不動産について、通常の売却による価格見込みや住み替えに向けた条件整理をご相談いただけます。複数の方法を比較し、ご自身の暮らしに合う選択を考えましょう。
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制度・注意事項の確認先
国土交通省:住宅のリースバックに関するガイドブック、国民生活センター:自宅のリースバックの注意点。2026年9月24日時点の公表情報に基づきます。個別の商品・契約の条件は事業者によって異なります。

















