A-LINE / 不動産売却ガイド
不動産の売却方法として、仲介と買取という言葉を見かけます。どちらも物件を売ることには変わりませんが、不動産会社の役割と買主が違います。まず仕組みを知ると、提示された価格や費用、手続きの説明を理解しやすくなります。
編集:株式会社A-LINE
更新:2026年9月24日
この記事のポイント
- 仲介では不動産会社が売主と買主の間に立ち、買取では不動産会社等が買主になります。
- 買取会社へ直接売る場合と、仲介を通して売る場合を区別します。
- 引渡し条件や責任、片付けの負担は、方法の名前だけでは決まりません。
1.不動産会社の役割が異なります
仲介は、不動産会社が買主を探し、条件の調整や契約の手続きを支援する方法です。売主が不動産会社に仲介を依頼するのが媒介契約で、買主が決まった後に売買契約を結びます。
買取は、不動産会社等が物件を購入する取引です。購入した会社は、修繕して再販売する、賃貸するなどの事業を検討します。売主とその会社が直接売買する場合、買主探しを依頼する媒介契約とは区別します。
| 項目 | 仲介と買取の違い |
|---|---|
| 買主 | 仲介では募集・紹介によって探す相手。買取では購入する会社等 |
| 会社の立場 | 仲介会社は取引を取り持つ。買取会社は売買契約の当事者 |
| 価格 | 仲介は市場で探した買主と合意。買取は会社が提示する条件を交渉 |
| 進め方 | 仲介は販売活動を行い、買取は購入判断のための調査から進める |
仲介を依頼していた物件を、別の買取会社が購入する場合もあります。「買取」という言葉だけで、仲介会社が関与しないと考えないようにしましょう。
2.仲介価格と買取価格を、一律の割合で比べない
仲介では幅広く購入希望者を探せる一方、希望する価格や時期で売れる保証はありません。物件の状態、広告、内覧、競合する物件などを踏まえて条件を調整します。
買取会社は、購入後に必要な工事費、販売までの保有費用、再販売の見通し、事業上のリスク等を考慮して価格を検討します。仲介で一般の買主へ売る場合より低い提示になることがありますが、固定的に何割になるとは限りません。
空き家の家財撤去や修理など、買主が負担する範囲が広ければ、価格にも影響します。提示額だけでなく、その条件を満たすために売主が払う費用を確認しましょう。
3.手数料と、その他の費用を分ける
不動産会社が仲介し売買が成立した場合は、依頼時に合意した仲介手数料がかかります。上限は法律に基づく告示で定められ、物件価格等に応じたルールがあります。
買主である買取会社と直接取引し、仲介会社を利用しない場合、その仲介に対する手数料は発生しません。ただし、買取会社への売却を仲介会社に依頼した場合は、仲介手数料の対象になります。
どちらの方法でも、登記、ローン完済、税金、必要な測量や片付けなどの費用は別に考えます。すべての費用が必ず発生するわけではありませんが、「買取なら諸費用ゼロ」と考えず、負担する項目を確認してください。
4.売却の流れと日程を把握する
仲介では、査定・物件調査、媒介契約、広告・内覧、買主との条件交渉、売買契約、決済・引渡しという流れが基本です。買取では、現地と資料の調査、購入条件の提示、交渉、売買契約、決済・引渡しへ進みます。
買取は具体的な買主と話を進められるため、条件が合えば日程を決めやすい場合があります。しかし、名義や境界、ローンの確認が未了なら時間がかかることもあります。即日入金等の表現に依存せず、契約日と代金受領日、引渡し日を分けて確認しましょう。
まだ居住中の場合は、どの方法でも引越しや家財の搬出を調整します。代金を受け取るまで次の住まいを確保できない場合は、その事情を早めに共有してください。
5.現況での引渡しと責任の扱いを確認する
買取であっても、必ず家財を残せる、境界確認をしなくてよい、不具合の責任がすべてなくなる、というわけではありません。契約の条件を一つずつ確認します。
- 残す建物・設備・家財と、撤去する物を明らかにする。
- 測量や修理の実施と、費用の負担を確認する。
- 不具合について説明した内容と、責任の条項をそろえる。
- 条件を満たせない場合の日程や契約上の扱いを確認する。
知っている不具合を伝えることは、買主が個人でも会社でも重要です。責任の制限が有効か、どの範囲に及ぶかは、具体的な契約と法律に基づいて確認します。
仕組みを理解した上で、条件を比べましょう
A-LINEでは、さいたま市緑区・東浦和の物件について、売主が重視する価格・期限・作業負担を整理し、売却方法を検討します。提示された条件の意味が分からない場合も、ご相談ください。

















